黒斑病
主として露地栽培に発病し、特に秋季に大きな被害を受け ます。 葉に暗褐色~黒褐色の小さな斑点ができ、次第に拡大し て円~長円形の病斑になります。 やがて黄化して落葉します。 病気にかかった葉は、下葉から枯れ上がります。
白さび病
施設では年間をとおして発病が見られ、露地では初夏と秋季 に多く発病します。 茎・がく・花弁にも発病がみられますが、主に葉に発生する病気です。 葉の表に黄緑色の斑点ができ、葉の裏に灰褐色のやや 膨らんだ斑点ができます。 病斑ができると、葉は萎縮して枯死します。
褐斑病
発生時期や被害症状は、黒斑病とよく似ています。 はじめ葉に暗褐色の小さな斑点ができ、徐々に病斑が拡大 します。 病斑上に黒い斑点が現れて、黄化して落葉します。 病気にかかった株は下葉から枯れ上がります。
アブラムシ類
キクヒメヒゲガアブラムシやワタアブラムシなどいくつかのアブラムシ が春から秋まで見られます。新芽、若葉、つぼみなどに群れて 寄生し、吸汁して加害します。多発すると生育を阻害され、また、 すす病の原因となります。
ハガレセンチュウ
センチュウの寄生によつて、下葉から枯れ上がります。葉枯れは 褐変部分が葉脈によって区切られ、扇状になります。
キクスイカミキリ
5~6月ごろ、延び出した茎の先端が萎縮して垂れ下がります。 成虫が、産卵のために茎にかみ傷をつけるためで、セイタカアワダ チソウやヨモギなどにも寄生します。 成虫は体長1cmくらいの小型のカミキリムシで、体色は黒褐色、胸部 背面に赤い斑点があります。
きくに使用できる薬剤と適用病害虫一覧
薬剤名 白さび病 黒斑病 褐斑病 うどんこ病 灰色かび病 炭疽病 べと病
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さび病アブラムシ類 ヨ
トウムシ類ハスモンヨトウ オオタバコガ シロイチモジヨトウ マメハモグリバエ ハモグリバエ類 ナモグリバエ アザミウマ類 コナジラミ類 カメムシ類 ハダニ類 ネキリムシ類 フラ|バラゾウムシ ナメクジ類 エムダイファー水和剤 ● ● ● カリグリーン ● ベンレート水和剤 ● ● ● サプロール乳剤 ● トップジンM水和剤 ● トップジンMゾル ● ● ダコニール1000 ● ● オルトランDX粒剤 ● 家庭園芸用オルトラン粒剤 ● ● ● ● ● 家庭園芸用オルトラン水和剤 ● ● オルトラン液剤 ● オールスタースプレー ● ● ● コロマイト乳剤 ● ● スターガード粒剤 ● ● ● 家庭園芸用スミチオン乳剤 ● ● ● ● ダニ太郎 ● トレボン乳剤 ● ベニカ水溶剤 ● ● ● ● ● ベニカJスプレー ● ● モスピラン液剤 ● ロムダンフロアブル ● ● ● アースガーデンW ● ● アタックワンAL ● ● ● ● オルトランC ● サンヨール ● ● ● ● ● ● ● サンヨール液剤AL ● ● ● ● ● ベニカXファインスプレー ● ● ベニカマイルドVスプレー ● ● ● ベニカグリーンVスプレー ● ● ● モスピラン・トップジンMスプレー ● ● ● ● モストップジンRスプレー ● ● ●